全国集計結果2018年度
2018年6月16日(土)
「過労死110番 」全国一斉電話相談
2018年6月16日
- 相談実施地域
- 全国 33 都道府県(午前10時~午後3時)
- 相談件数総数
- 103 件
合計相談件数 | 103件 | |
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過労死予防・過重労働等相談
労働運転 |
66件
2件 |
|
労災補償相談(死亡または療養) 脳・心臓疾患相談 自殺・精神疾患相談 その他のストレス疾患相談 その他 |
27件 11件 13件 0件 3件 |
(うち死亡13件) (うち死亡8件) (うち死亡5件) (うち死亡0件) (うち死亡0件) |
その他の相談 | 10件 |
実施 33都道府県地域別内訳
()内の数字はその内死亡件数
地域 | 相談件数 |
予防 ・ 過重労働等 |
※内訳 重複解答有 | 労災補償 | ※内訳 | その他 | |||||||||
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長時間労働 | 深夜勤務 |
海外出張 ・ 赴任 |
パワハラ | セクハラ | 運転労働 | その他 |
脳 ・ 心臓 |
自殺 ・ 精神疾患 |
その他ストレス疾患 | その他 | |||||
全国 | 103 | 66 | 35 | 5 | 1 | 22 | 1 | 2 | 12 | 27 (13) | 11 (8) | 13 (5) | 0 ( ) | 3 ( ) | 10 |
全国一斉相談 都道府県内訳 | |||||||||||||||
北海道 | 1 | 1 | 1 | ||||||||||||
秋田 | 0 | ||||||||||||||
岩手 | 1 | 1 | 1 | ||||||||||||
山形 | 0 | ||||||||||||||
宮城 | 2 | 2 | 2 | ||||||||||||
新潟 | 1 | 1 | 1 | ||||||||||||
富山 | 0 | ||||||||||||||
福井 | 3 | 2 | 2 | 1 | 1 | ||||||||||
長野 | 0 | ||||||||||||||
栃木 | 0 | ||||||||||||||
茨城 | 1 | 1 | 1 | 1 | |||||||||||
群馬 | 3 | 2 | 2 | 1 | 1 | ||||||||||
山梨 | 0 | ||||||||||||||
埼玉 | 0 | ||||||||||||||
東京 | 47 | 28 | 17 | 3 | 1 | 1 | 1 | 2 | 7 | 17 (11) | 9 (7) | 8 (4) | 2 | ||
神奈川 | 4 | 1 | 1 | 3 (1) | 2 (1) | 1 | |||||||||
静岡 | 0 | ||||||||||||||
愛知 | 15 | 11 | 3 | 1 | 6 | 4 | 1 | 1 | 3 | ||||||
岐阜 | 0 | ||||||||||||||
京都 | 1 | 1 (1) | 1 (1) | ||||||||||||
大阪 | 4 | 0 | 1 (1) | 1 (1) | 3 | ||||||||||
兵庫 | 8 | 6 | 3 | 4 | 2 | 2 | |||||||||
鳥取 | 0 | ||||||||||||||
岡山 | 0 | ||||||||||||||
広島 | 3 | 2 | 1 | 1 | 1 | ||||||||||
山口 | 0 | ||||||||||||||
徳島 | 0 | ||||||||||||||
愛媛 | 7 | 7 | 1 | 7 | |||||||||||
高知 | 0 | ||||||||||||||
福岡 (北九州) |
0 | ||||||||||||||
佐賀 | 0 | ||||||||||||||
大分 | 0 | ||||||||||||||
宮崎 | 2 | 1 | 1 | 1 | 1 ( ) | 1 |
予防相談(過重労働・パワハラ等)
- 朝早く出て深夜まで勤務。ここ数日は頭痛もあるが、社長に相談しても休めない。労基署に相談すると本人が来ないとダメといわれて対応してもらえない(40代男性・建築業・母からの相談)
- 子が仕事を2人分させられ、月120時間くらい残業している。(国家公務員・母からの相談)
- 息子が毎日終電での帰宅で体調を崩している。上司に相談しても「まだましなほうだ、私はもっときつかった」「休むなら代わりを自分で見つけろ」と言ってくる(国家公務員・父からの相談)
- 息子の職場は20時になると電気を消され、それでも仕事をしていたら減給される。しかし、人が辞めていくので残って仕事をせざるを得ない。短期間での施工を求められて負担が大きい(建設業・母からの相談)
- 娘が朝7時に出て夜9時に帰宅、辞めたいが辞めても行くところがない(30代女性・運輸・父からの相談)
- 毎日朝6時出勤。先月は1日しか休んでいない(男性・運輸・本人からの相談)
- 看護師の娘が朝8時に出勤、午前0時半や2時間に帰宅、昼食を食べる余裕もなく、弁当を持たせても食べずに持ち帰る。休みの日は疲れていて寝てばかりで子どもの世話もできない。残業代も一部しか払われていない。夫や母の私から仕事を辞めるように話しているが、本人が聞かない(30代女性・医療(地方公務員)・母からの相談)
- 教員の夫の帰宅が午後11時、遅いと午前1時や4時のときもあり、心配。(教員(地方公務員)・妻からの相談)
- 朝5時前に出勤し、午後7時に帰宅する長時間労働が続いているが、タイムカードもない。通勤中のけがも補償されない(60代男性)
- 研修医。24時間オンコールで極度の長時間労働。人事院にも相談できない(医療(国家公務員)・本人からの相談)
- 夫が朝6時半に家を出て午前1~2時に帰宅。土曜日も出勤。残業代は出ず、タイムカードは8時間で記録されている。同僚も脳疾患で亡くなっている(小売業・妻からの相談)
- 息子が夜11時まで仕事、元旦も休みなし。労基署に相談しているが改善されない(父からの相談)
- 単身赴任中の夫が1日12時間労働を強いられていて2か月で体重が10キロも減少している(60代男性・建設業・妻からの相談)
- 通勤が片道2時間もかかり、身体的にも精神的にも参っている。数年前から異動の希望を出しているが対応してもらえない。
- 30代の子が1日10~12時間働いているようで、最近痩せてきたり、不眠に悩まされているよう(サービス業)
- トラックの運転手。1日16~18時間働いているが、日報はシャープペンシルで書くよう指示されている。週に1日しか休みがない。(本人からの相談)
- 結婚したばかりの息子、交代勤務の長時間労働で体力が心配。(母からの相談)
- 夫が1日15時間勤務。タイムカードを押した後も働いている。体を壊さないか心配。(30代男性・飲食業・妻からの相談)
補償(脳・心臓疾患)
- 長時間労働、休日出勤、不規則勤務で心臓疾患で死亡。人手不足で夜勤を断り切れず働いていた。同じ会社ですでに3人が亡くなっている。(40代男性・旅行業)
- くも膜下出血で夫が死亡。入社時からずっと長時間労働、週1の休みも取れないことが多く、勤務記録は自己申告制で事実と違う。(40代男性・建設業)
- 朝6時から夜遅くまで勤務、くも膜下出血で死亡。30分前に出社しろと指示があるが日報では最初の30分はかかれない。タイムカードもない。(30代男性・製造業)
- 単身赴任先で心筋梗塞で死亡。長時間労働と頻繁な出張があり、夜中も電話連絡があった。死亡数か月前に不調を訴え検査入院をしたばかりだった。(40代男性・建設業)
- 夫が心不全で死亡。朝8時出勤、帰宅は23時以降。死亡前は深夜2時半に退社したこともあった。(50代男性・事務職)
- 長時間労働で脳梗塞を起こして倒れ、働けなくなって生活保護を受給中。(50代男性)
- うっ血性心不全で死亡。死亡直前21日間連続勤務、月の残業は平均80時間以上。労災認定されたが会社が責任を認めない。(40代男性・IT)
- 一人親方で現場作業中に脳梗塞を発症。労基署が労災として認めない(20代男性・建築業)
- 心筋梗塞で死亡。毎月80~100時間の残業、死亡直前の1か月の残業は163時間だった。(40代男性・飲食業)
補償(精神疾患)
- 上司から仕事を教えてもらえず、叱責も続いた。産業医が自宅療養必要と診断したのに上司が休職を妨害。(20代男性・IT業)
- 県庁職員で月100時間以上の残業。土日も出勤していた。30時間以上は自主出勤扱いでタイムカードを切れない。うつ病を発症して休職、今も治らない。地公災が自分の勤務先の県庁内にあるので申請しづらい。(30代男性・地方公務員)
- 30年前に職場で既婚の上司にセクハラを受け、なんとか逃れたが精神疾患になって働けない状態になってしまった。(50代女性)
- 過重労働に加えて、集団で怒鳴られる、目の前で転んだ部下の顔を他の社員が蹴飛ばすなどの嫌がらせのある職場で、うつ状態になった。(40代男性・警備業)
- 大手企業工場勤務。仕事が遅い等の暴言や閉じ込められるなどのパワハラがひどく、適応障害・うつ病となって数か月休職した。(50代男性・製造業)
- 上司から仕事のやり方について非難され、「あほ」「できない奴」などと侮辱されたり、頭を叩かれたりして、精神的に参ってしまい、退職した。上司や会社は事実を認めているが「愛情表現だ」と非を認めない。
- 上司から1年近くパワハラを受け、抑うつ状態となって休職。人事部に相談して当該上司は異動となったが、自分の体調は限界。
補償(自殺)
- 連続勤務、徹夜勤務が続いて自殺。(40代女性・介護)
- 夫が、出向先でいじめを受け自殺した(50代男性・運輸)
- 夫が「もう仕事がいやです。生きていることに疲れました」とメールの下書きを残して自殺。仕事がだんだん増えて多忙になっていて、毎日帰宅が遅く、亡くなる数日前は自宅の机でつっぷしている状態だった。
その他
- 息子が深夜交代制勤務のアルバイトをしているが、深夜労働分が最低賃金以下。労基署に申告したが本人でないとダメだと言われた(20代男性・飲食)
- 特定の上司から営業で無理な目標を立てさせられ、達成できず職種を変えられた。本人の合意なく基本給を減額された。
- 同僚から「病気がうつる」「土下座しろ」「殺すぞ」と言われて退職を余儀なくされた。
- 時間外勤務の給与が払われない。