相談ダイヤル

相談に関するお問い合わせは

03-3813-6999

平日10:00-12:00 / 13:00-17:00

全国の相談窓口

各地域の相談先はこちら

東京以外でも各地の弁護士・協力団体が相談を受け付けています。

menu

全国集計結果2024年度

2024年6月15日(土)
過労死・ハラスメント労災110番 」
全国電話相談活動の結果 (速報)

2023年6月15日 午後5時00分現在集約分 2024年6月17日 改訂版
「過労死110番」全国ネット事務局
過労死弁護団全国連絡会議
幹事長 弁護士 玉木 一成
〒101-005 東京都千代田区神田神保町2-3-1
岩波書店アネックス7階 東京駿河台法律事務所
電話:03-3813-6999 FAX:03-3234-9134

報道機関 各位

本日は下記のとおりの相談が寄せられました。

本日の結果を踏まえて、職場の環境を改善する取り組みと、被害者救済のための取り組みを強化したいと思います。

今後の相談や取材等の問い合わせは、常設電話03-3813-6999に行って下さい。

相談実施地域
全国 35 都道府県(午前10時~午後4時)
相談件数総数
217 件
内訳
合計相談件数 217件
労災補償相談(死亡または療養)
 脳・心臓
 自殺・精神疾患
 その他のストレス疾患
 その他
40件
7件 (うち死亡4件)
24件 (うち死亡0件)
1件 (うち死亡0件)
8件 (うち死亡1件)

パワハラ・過重労働等相談
 内訳
 長時間労働
深夜勤務
          海外出張・赴任      
 パワハラ
 セクハラ
 その他

131件
(重複回答あり)
34件
 2件
 0件
89件
0件
14件

その他の相談 46件

実施 35都道府県 内訳

()内の数字はその内死亡件数


相談実施地域 全国35都道府県(午前10時~午後4時)
地域 相談件数 労災補償 ※内訳 ハラスメント

過重労働
※内訳 重複解答有 その他


心臓
自殺

精神疾患
その他ストレス疾患 その他 長時間労働 深夜勤務 海外出張

赴任
パワハラ セクハラ 過労運転 その他
全国 217 40(4) 7(1) 24(0) 1(0) 10 131 34 2 0 89 0 0 14 46
全国一斉相談 都道府県内訳
中央窓口 及び 東京 45 15(2) 4(2) 10   1 18 4     14       12
北海道 9 4(1) 1(1) 3     5       5      
秋田 2           2       2      
山形 1           1       1      
宮城 1           1 1 1   1      
新潟 2 1       1(1)                 1
石川 0                          
福井 1           1       1      
長野 0                          
栃木 4           4 1     4      
群馬 4           3 1     2       1
山梨 4 1       1 2       2     1 1
埼玉 14           7 2     4     1 7
千葉 4           4 2     1     1  
神奈川 14 1   1     13 5     7     2  
静岡 3           2       1     1 1
愛知 30 1   1     21 3     15     3 8
三重 0                        
京都 4 1   1     2 1     1       1
大阪 23 3   2   1 12 3     9       8
兵庫 11 2   2     8 3     5       1
奈良 6 1     1   4 1     3     1 1
岡山 0                            
広島 11 1   1     7 1     6       3
山口 1           1 1 1            
徳島 4 1   1     2       2       1
香川 0                            
高知 0                            
愛媛 2           2       1     1  
福岡 10 6   3   3 4 2           2  
佐賀 1           1 1     1        
長崎 2           2 1     1        
大分 2 1       1 1 1              
宮崎 0                            
熊本 2 1(1)  1(1)       1             1  

本日の相談事例

 

 

 

労災補償(脳・心臓疾患)

 

・脳梗塞を発症し療養後に死亡 警備員(発症時70歳代)。道路での交通誘導の業務。
残業はほぼなく、夜勤もなかったが、倒れた日の1週間前からの現場が自宅から遠かった。
労基署に労災申請したが労災にはならないと言われたが、労災申請したい。

・脳出血を発症し療養後、リハビリ継続中
警備会社勤務、長時間労働が原因として労災申請し、認定結果待ちの状態。
午前6〜7時勤務会社、遅い時は午後10時まで勤務月1回の深夜勤務あり
残業時間は月に70-80時間
休職期間の満了時期が迫っていて解雇されることが心配。
障害者雇用での雇用継続を希望して会社と交渉中。

・長時間労働、休日労働により心房細動を発症した。

・急性心筋梗塞の発症について労災申請し、現在審査請求手続き中 時間外労働時間数の立証を検討している。

労災補償(精神)

・調剤薬局に勤務しているが、長時間労働、納期に追われる、過重なノルマ、ハラスメントなどの心理的負荷のために、体調が悪化し、心身症の診断を受けて休職中。
労災として補償を受けたい。

・吃音を理由に客先に出せないとの対応を受け、残業時間が月60時間を超えたことについて社長から「時間をうまく使えていないから残業しているんじゃないか」と言われた後にうつ病になった。

ハラスメント

 

・職場の同僚から椅子を蹴られる、無視されるという対応を受けている。
上司に相談したが何も動いてくれない。
別の理由で契約社員の契約を更新しないと言われている。

 

・不動産業の職場で、長時間労働とパワハラを受けて適応障害の診断を受けて休職中である。
復職できるか心配である。

 

・職場でパワハラを受けてうつ病を発病した。

・うつ病の既往症があるが、職場でパワハラを受けて悪化することが心配

・上司から挨拶をしてくれない、口調が乱暴な口調で対応されるという対応を受けている。

・介護職場で、上司から「早く動け」「さぼっている」「金もらっているだろう」等の暴言を受けている。

・校長から「降格させる」「会議で出るな」と言われる、怒鳴られるという八ラ スメントを受けている。

・上司が無視する、挨拶してもソッポを向くというハラスメントを受けている。

・職場で痴漢の被害にあって休職を余儀なくされた。

・暴力、暴言でうつ病となったが、回復できず精神的に苦しい生活を続けてい る。

・部下のハラスメントで精神的に追い詰められている。

・ハラスメント相談窓口に 相談したが何も改善されていない。

・上司から「死んでしまえ」「役に立たない」等の暴言を言われ、うつ病になった。労災申請したい。

・上司から2〜4時間の理詰めの叱責(ロジハラ)。体調が優れない状態となった。

・仕事が分からないので質問したが答えてもらえず、間違えると責任を問われて適応障害になった。

・上司から私的なことについて干渉や批判を受けて、職場を辞めざるを得なくな った。  

 

(予防相談)

・長時間労働、残業月5 0時間、深夜勤務、ハラスメントの負荷で健康悪化が心配である。

・公立小学校で、校長の保護者への対応で、教員の業務負担が増加している。

・長時間労働、休日出勤、深夜勤務を続けている子供の健康状態が心配である。

・時間外労働が月に100時間を超えている。土日もどちらかは出勤。昼の休憩時間は10分程度。管理職で、一人で仕事を抱え込んでいる。過労死の恐れが ある。

(その他)

・医師の当直時間に救急車を受け入れることがしばしばあるが、労働時間から除外されている。看護師からは救急受けすぎと不満が出ている。

・介護施設で勤務中に、入居者からの感染で結核に感染した。

・労災として認められたが、感染を理由に勤務先から腫れ物のように扱われた。

・同僚が適応障害で欠勤となった。仕事ができない人で自分が指導したことがあったが、パワハラはしていない。今後にパワハラをしたと問題にされることが心配である。

・障害者雇用枠で採用されて仕事をしているが、職場の統合で担当業務が変わり、対応できずに休職している。今後に退職を強要されるのではないかと心配 している。

・入社後に、基本給に残業代が含まれていると言われた。ノルマが達成できないと休日出勤を命じられる。辞めるかどうか悩んでいる。

・派遣先会社が危険な仕事を命じるため、派遣元が当該業務への従事を禁止した。

・派遣元は当該業務を続ける場合は自己責任で別途契約しろとの対応である。

・派遣元に別の危険のない業務を割り当ててもらいたい。

・会社経営者が脳梗塞を発症して入院、リハビリ中。

経営者と従業員の雇用をどう守ればよいのか。